春を呼ぶ昔ばなし語りの会
3月26日(日)13:30~15:00
とっこ館 語りの間で、「昔ばなし語りの会」を開催しました。
塩田の里 とっこ館との共催です。
とっこ館での語りは、コロナ禍もあってここ数年中断しており、4年ぶりの開催です。
13名の方が聴いてくださり、小学生も耳を傾けてくれました。
演目・お話の内容は、以下のとおりです。
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お地蔵さんにお供えしてから弁当を届けたおきわさん。妬んだ男衆に焼き火箸を額にあてられるも火傷をせず、代わりにお地蔵さんの額に傷跡が。
金箱陽子
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川から拾い上げた木の根から生まれた犬が、爺婆に福をもたらす。欲深な隣の爺婆には手痛い仕打ち。犬は臼、灰に再生し、見事な桜の花を咲かせる。
坂井弘子
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息子の7歳のお祝いに、落ちて曲がった銃で狩りに出かけた猟師。13羽の鴨・鯉・兎・雉・茸・山芋・海老・鮒と次々に獲物を手に入れて家に持ち帰る。
稲墻勇一
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背振山の弁じゃあさん(弁天様)が英彦山に咲いていた石楠花を盗み、天馬にまたがって持ち帰ろうとするが、主の天狗に追いかけられて失敗する。
市川和枝
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女に惹かれて後をつけた旅人が、うぐいすの里に入り込む。見てはいけない部屋を覗くと、木に無数の赤い玉。次の間では、逆さになった蛇が甘い汁を滴らせている。
小林寛恵
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失敗ばかりしている仁王寺の和尚さん。馬子に寺と反対方向に送られり、熟し柿を血と思い、雪解けの雫の音を小便の音と勘違い。さらには蕗味噌を食べ過ぎて寝込んでしまう。
坂井 弘